皆さんは動画を作ったことはありますか?
私は今年に入って初めて、卒業する学生向けにMicrosoft PowerPointを使って動画を作ったり、
その動画に、撮影した動画を組み込んだりしたことはありますが、
それ以外の動画を作ったことはありませんでした。
※この方法はまた後日。
今回、いろいろな手順を書いている中で、
手順をただ書いているだけだと、つながりが見えず、わかりづらいのではないかと思い、
動画を撮影してみることにしました。
その動画は、PCを操作する様子を撮りながら、自分の声で説明するというものです。
その際に使ったツールと、その使い方をご紹介したいと思います。
『Bandicam』
Bandicamは、PC画面上での操作と、PCマイクで拾うことができる音声を記録することができるソフトウェアです。
無料版と有料版があり、
無料版では、画面上部に製品ロゴが入り、
有料版では、このロゴを非表示にすることができます。
『Bandicam』をダウンロードしよう
以下サイトにアクセスし、ダウンロードします。
Bandicamダウンロード手順
①上記サイトにアクセスし、「Bandicam ダウンロード 無料版」をクリックする。

②ダウンロードが始まります。
※ダウンロードが始まらない場合は、
「ダウンロードが自動的にスタートしない場合は、ここからインストールファイルをダウンロードしてください。」の「ここ」をクリックしてください。

③google chromeの場合、画面下部に次の操作を選択するポップアップが表示されるので、「実行」をクリックする。

『Bandicam』をインストールしよう
「実行」をクリックしたので、インストールが開始されます。
以下手順に沿ってインストールします。
Bandicamインストール手順
①言語を選択します。

②セットアップウィザードが表示されるので、「次へ」をクリックする。

③ライセンス契約書を確認し、「同意する」をクリックする。

④インストールするコンポネントを選択し、「次へ」をクリックする。
※デフォルトのままでOK

⑤インストール先フォルダを指定し、「インストール」をクリックする。

⑥インストールが開始される。

⑦インストールが完了する。「完了」をクリックする。

⑧「Bandicamを実行」にチェックを入れて「完了」をクリックした場合、IntelのQuick Sync Videoの使用有無を確認する画面が表示されるので、「はい」をクリックする。

⑨Bandicamの画面が表示される。

⑩インストール完了の画面がブラウザ上で開く。

『Bandicam』の画面構成
Bandicamは画面の上部に横並びに設定項目が並んでいるほか、
下部にも設定項目が並んでいます。
下部は画面右側のをクリックすることで非表示にできます。

それぞれの画面をご紹介します。
画面下部
ホーム
画面録画モードを設定します。

例えばフルスクリーンを選択した場合、下部のようにフルスクリーンモードでの使用方法が表示されます。

一般
保存先や、起動、表示方法、録画予約等の設定ができます。

オプション詳細設定
オプション内の「詳細設定」ボタンを押すと、以下画面が表示されます。

それぞれのタブについてご紹介します。
一般
Bandicamの表示方法等を設定します。

ファイル
取得した動画の保存先やファイル名を指定します。

フック
フック対象を設定します。

言語
表示する言語を設定します。
設定を変更した場合、プログラム再起動後に有効になります。

その他
ビデオキャプチャー、フォーマット、自動終了の設定を開くことができます。

ビデオ
ビデオ上に表示させる項目や、ビデオのフォーマットを指定できます。

| 項目 | 説明 |
|---|---|
| キャプチャー | |
| 開始・停止 | 選択すると、ショートカット(F12)が使用できる。 |
| 一時停止 | 選択すると、ショートカット(Shift+F12)が使用できる。 |
| カーソル表示 | 選択すると、マウスカーソルが表示される。 |
| クリック効果追加 | 選択すると、マウスをクリックしたときの音声などが入る。 |
| Webカメラオーバーレイ | 選択すると、Webカメラの映像を取得する。 「詳細設定」を押すと、キャプチャー方法等が設定できる。 |
| フォーマット | |
| ビデオ | 設定中のビデオフォーマットが表示される。 |
| オーディオ | 設定中のオーディオフォーマットが表示される。 |
| プリセット | 画面サイズ等を設定できる。 |
| 設定 | ファイルフォーマットや、ビデオ/オーディオそれぞれの詳細設定ができる。 |
静止画
静止画取得時の表示項目や、ファイルフォーマットを指定できます。

| 項目 | 説明 |
|---|---|
| キャプチャー | |
| ホットキー | 選択すると、ショートカット(F11)が使用できる。 |
| 連続静止画キャプチャー | 自動的に静止画を連続で取得したい場合に選択する。 何秒ごとに静止画を取得するかを数字で設定する。 |
| カーソル表示 | 選択すると、マウスカーソルが表示される。 |
| ロゴ追加 | 選択すると、ロゴが入る。 「静止画キャプチャー設定」を押すと、ロゴファイルの設定や、ロゴの配置位置等を設定できる。 |
| シャッター音使用 | 選択すると、静止画取得時にシャッター音が鳴る。 |
| フォーマット | |
| フォーマット | 保存するファイルのフォーマットを設定する。 |
情報
Bandicamのバージョンやライセンス情報が表示されます。

画面上部

| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ①画面録画モード | 画面録画モードを指定し、録画範囲を設定する。 |
| ②ゲーム録画モード | ゲーム録画モードを指定する。 |
| ③デバイス録画モード | デバイス録画モードを指定する。 |
| ④Webカメラオーバーレイ設定 | クリックすると、詳細設定画面(※)が開く。 |
| ⑤スピーカー設定 | クリックすると、詳細設定画面(※)が開く。 |
| ⑥マイク音声設定 | クリックすると、詳細設定画面(※)が開く。 |
| ⑦マウス効果設定 | クリックすると、詳細設定画面(※)が開く。 |
| ⑧テキストオーバーレイ設定 | クリックすると、詳細設定画面(※)が開く。 |
| ⑨キャプチャー一時停止 | キャプチャー開始後、キャプチャー取得を一時停止したいときにクリックする。 |
| ⑩キャプチャー開始・停止 | キャプチャーの取得を開始、または停止するときにクリックする。 |
| ⑪静止画キャプチャー | 静止画のキャプチャーを取得したいときにクリックする。 |
| ⑫ユーザー認証 | 製品版を購入するときや、ユーザー認証を行う。 |
| ⑬保存先を開く | 取得したキャプチャーの保存先のフォルダを開く。 |
| ⑭予約録画 | 録画予約の設定や、設定済みの予約情報の確認をする。 |
| ⑮ヘルプ | オンラインのヘルプ画面(下部)を表示する。 |
詳細設定画面
画面上部の設定項目をクリックすると表示される詳細設定画面についてご説明します。
音声
音声の取得有無、取得する場合に利用するスピーカーやマイク、それぞれのレベル等を設定します。

Webカメラ
Webカメラを利用し、解説等をする人の動画を取得し、動画に埋め込むための設定をします。

「プレビューと詳細設定」をクリックすると、下記画面が表示されます。
この画面では、利用するカメラや、表示位置、反転設定などができます。

マウス
マウス操作が画面上でわかりやすくするための設定をします。
プレビュー欄で設定内容の確認ができます。

ロゴ
画面上に入れるロゴや、ロゴの位置を設定できます。
上部のチェックを入れることで、設定が可能になります。

テキスト
映像に常に表示させるテキストを入れたい場合に設定します。

画面上部のチェックを入れ、
「追加」を押すと下記のような設定画面が表示されるので、
右の「ここにテキストを入力してください」欄に入力したい文言を入れ、
配置位置やフォントの設定をします。

オプション
優先度や、カウントダウンタイマー等の設定ができます。

『Bandicam』で動画を作ってみよう
では実際に作ってみた動画をそのまま載せてみます。
確認いただくとわかると思いますが、
最初の数秒雑音が入ってしまいました。
何回か試しましたが、これは編集で削除したほうがよさそうです。
今回の動画には、左上にテキスト、右上にロゴを入れ、指定した領域で作ってみました。
左クリック時のマウス周辺の色や音と、右クリック時の色や、音とに違いがあることがお分かりいただけたと思います。
録音している時には、色は見えず、作成された動画内で確認することができます。
まとめ
Bndicamは操作しやすく、感覚で操作することができました。
無料で多機能、
ロゴが入っても、邪魔にならないため、かなり使い勝手はいいと思います。
他にもいろいろなアプリがあります。
操作のしやすさは人それぞれ異なると思います。
ご自身に合うアプリに出会えるといいですね。



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