この記事を読んでくださっている方の中には、
授業で学生にパソコンを使わせたり、
離れている場所にいる、パソコンで困っている人のサポートをされたりする方もいらっしゃると思います。
他の人がパソコンで操作をしているのをサポートするとき、
離れていると、言葉で何があったか説明してもらうと思いますが、
言葉だけですと、100%理解することはなかなか難しいですよね。
そう思われたこともあるかと思います。
今回は、そんなときに使えるサービス「TFabTile」をご紹介したいと思います。
TFabTileとは
TFabTile(ティーファブタイル)は相手が共有した画面やファイルを、ブラウザで確認することができるサービスです。
1人~複数人の画面を一度に確認することができます。
無料と有料のプランがあり、
利用できる人数や時間、機能に違いがありますが、
基本的な利用手順は同じです。
動作環境
インターネットを使って画面情報を共有するため、
回線速度が遅いと、操作した情報が見えるようになるまで長時間かかったりします。
公式サイトでは、”受講者40人の場合、講師側は10Mbps以上の回線速度”が必要との記載があります。
次のようなサイトを使って回線速度の確認をしてください。
利用手順
利用する立場やタイミングによって手順が異なりますので、それぞれご紹介します。
以降は、便宜上、次のように定義して記載します。
・生徒:自分の画面を”講師”に見せてサポートしてもらいたい人。
準備
講師は”部屋”を用意し、どの”部屋”に来てほしいかを学生に伝え、学生が来るのを待ちます。
- Step1
- Step2任意の部屋名を入力し、作成をクリックする。
- Step3部屋が表示される。
- Step4部屋の画面に表示された以下のいずれかを生徒に伝える。①「参加URL」と「部屋名」
②QRコード
③招待用リンク
生徒による操作
講師が生徒に伝えた部屋の情報によって、以降の操作が異なります。
なお、生徒が利用できるOS、ブラウザは、
先ほどご紹介した講師が利用できるOS、ブラウザと異なります。
①「参加URL」と「部屋名」
生徒に「参加URL」と「部屋名」を伝えた場合、生徒は次のようにします。
- Step1ブラウザのアドレスバーに466.jpを書き、Enterキーを押す。
- Step2「部屋名」欄に講師が教えた部屋名、「氏名」欄に生徒の名前を入力し、「入室」ボタンをクリックする。
- Step3講師に共有する画面、ウィンドウ、またはChromeタブを選択し、「共有」ボタンをクリックする。
- Step4共有が開始される。
共有が開始された後は、通常通り操作をします。
②QRコード
部屋の右上のQRコードを生徒に読み取ってもらいます。
私自身がiPadを持っていないため、
恐れ入りますが、詳細な手順は公式サイトでご確認ください。
③招待用リンク
生徒に「招待用リンク」を伝えた場合、生徒は次のようにします。
- Step1ブラウザのアドレスバーに招待用リンクのURLを書き、Enterキーを押す。
- Step2「氏名」欄に生徒の名前を入力し、「入室」ボタンをクリックする。
- Step3講師に共有する画面、ウィンドウ、またはChromeタブを選択し、「共有」ボタンをクリックする。
- Step4共有が開始される。
講師による操作
生徒が画面を共有すると、部屋に生徒が共有した画面がパネル形式で表示されます。
必要に応じて、1行に表示する画面の数や、並び順を変えることができます。
それぞれの画面をクリックすると、画面が拡大表示されます。
パネル表示の状態で生徒の作業進捗を確認したり、
教室での授業の場合であれば、その画面を生徒たちに見せながら作業指示をしたりすることもできます。
共有が必要なくなった場合
生徒がそれぞれ退室するか、
講師が生徒を一斉に退室させるかの2つの方法があります。
生徒による退室
共有中の画面で「退室」をクリックします。
講師による退室
メニューをクリックし、表示されたメニューから「全参加者強制退室」をクリックします。
実際に使ってみた感想
13人出席時と、18人出席のクラスで使ってみました。
教室内で操作の説明をしながら、その通りに操作をしてもらうときに使ってみました。
今までは、操作を説明した後、
時間があれば机間巡視をして確認をしていましたが、
時間がそれほどなかったり、学生の数が多い場合や、学生の数に対して教室が狭く、学生のそばにすぐにはいけないなど、なかなか一人一人に目が行き届かないこともありました。
もちろん学生の人数が多く、また時間があまりない場合は、TFabTileを使ってもすべて解決!というわけにはいきませんが、
学生がどこまでできているのか、
口では「できた!わかった!」と言っているのが本当かどうかを確認しながら授業を進めることができ、
とてもいいサービスだなと感じています。
残念ながら、無料プランは2022年1月から生徒数の上限が40人から20人の半分となってしまいますが、
とてもべんりで今後も活用していこうと思っています。
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