前回、Accessに登録するデータについて分析しました。
今回は、実際にAccessにデータを登録してみましょう。
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登録データ
今回登録するデータは以下です。
| 名前 | ふりがな | アドレス | 性別 | 年齢 | 誕生日 | 婚姻 | 都道府県 | 携帯 |
| 高樹 鉄洋 | たかぎ てつひろ | takagi_tetsuhiro@example.com | 男 | 43 | 1978/8/29 | 既婚 | 群馬県 | 090-1829-3927 |
| 三谷 光洋 | みたに みつひろ | mitani_mitsuhiro@example.com | 男 | 30 | 1992/1/13 | 未婚 | 群馬県 | 080- 135-7603 |
| 永野 光博 | ながの みつひろ | nagano_mitsuhiro@example.com | 男 | 39 | 1982/10/27 | 既婚 | 埼玉県 | 080-4148-1980 |
| 伊藤 誠一 | いとう せいいち | itou_seiichi@example.com | 男 | 61 | 1960/4/28 | 既婚 | 沖縄県 | 080- 489-8947 |
| 池上 美和子 | いけがみ みわこ | ikegami_miwako@example.com | 女 | 68 | 1953/8/3 | 既婚 | 滋賀県 | 080-1580-4319 |
データ型の確認
前回、登録するデータの分析をしました。
また主キーも設定したいと思います。
それぞれがAccessのどのデータ型にはまるのかを考えてみてください。
↓
答え
| 登録データ | データ型 | 長さなど |
|---|---|---|
| ユーザーID | オートナンバー型 | |
| 名前 | 短いテキスト | 50 |
| ふりがな | 短いテキスト | 100 |
| アドレス | ハイパーリンク型 | |
| 性別 | 短いテキスト | 3 |
| 年齢 | 数値型 | 整数型またはバイト型 |
| 誕生日 | 日付/時刻型 | YYYY/MM/DD |
| 婚姻 | 短いテキスト | 3 |
| 都道府県 | 短いテキスト | 4 |
| 携帯 | 短いテキスト | 20 |
上記のように、登録データそれぞれのデータ型や長さなどを決めたら、ようやくAccessにテーブルを作成できます。
テーブルを作成しよう
では、サンプルデータベースの中に、ユーザー情報という名前のテーブルを作り、その中にデータを登録してみましょう。
テーブル作成
テーブル作成方法
- Step1作成タブ>テーブルデザインをクリックする。
![テーブルデザイン]()
- Step2テーブル情報を入力する画面が表示される。
![登録画面]()
データの登録(オートナンバー型)
1つ目の項目であるオートナンバー型のユーザーIDを登録してみましょう。
| 登録データ | データ型 | 長さなど |
|---|---|---|
| ユーザーID | オートナンバー型 |
オートナンバー型データの登録方法
- Step1フィールド名に、表示したい名前(今回はユーザーID)を入力する。
![ユーザーID]()
- Step2データ型に移動すると、【短いテキスト】が表示される。
設定するデータ型をプルダウンから選択する。(ここでは、「オートナンバー型」を選択する)![プルダウン]()
- Step3フィールドプロパティ欄が「オートナンバー型」で設定可能な項目に変わる。
ここは、特に変更なしでOK。
![オートナンバー型詳細]()
データの登録(短いテキスト)
以下のデータを登録してみましょう。
| 登録データ | データ型 | 長さなど |
|---|---|---|
| 名前 | 短いテキスト | 50 |
短いテキストデータの登録方法
- Step1フィールド名に、表示したい名前(今回は名前)を入力する。
![名前]()
- Step2データ型に移動すると、【短いテキスト】が表示される。今回はそのままでOK。
- Step3フィールドプロパティ欄が「短いテキスト」で設定可能な項目に変わる。
今回は、フィールドサイズに50と入力する。![名前設定]()
練習
次のデータを、「名前」の下に登録してみましょう。
次のデータを、「名前」の下に登録してみましょう。
| 登録データ | データ型 | 長さなど |
|---|---|---|
| ふりがな | 短いテキスト | 100 |

データの登録(ハイパーリンク型)
以下のデータを登録してみましょう。
| 登録データ | データ型 | 長さなど |
|---|---|---|
| アドレス | ハイパーリンク型 |
ハイパーリンク型データの登録方法
- Step1フィールド名に、表示したい名前(今回はアドレス)を入力する。
![アドレス]()
- Step2データ型をハイパーリンク型にする。
![ハイパーリンク型]()
- Step3フィールドプロパティ欄が「ハイパーリンク型」で設定可能な項目に変わる。
ここは、特に変更なしでOK。![ハイパーリンクプロパティ]()
練習
次のデータを、「アドレス」の下に登録しましょう。
次のデータを、「アドレス」の下に登録しましょう。
| 登録データ | データ型 | 長さなど |
|---|---|---|
| 性別 | 短いテキスト | 3 |

データの登録(数値型)
以下のデータを登録してみましょう。
| 登録データ | データ型 | 長さなど |
|---|---|---|
| 年齢 | 数値型 | 整数型 |
数値型データの登録方法
- Step1フィールド名に、表示したい名前(今回は年齢)を入力する。
![年齢]()
- Step2データ型を数値型にする。
![数値型]()
- Step3フィールドプロパティ欄が「数値型」で設定可能な項目に変わる。
フィールドサイズを「整数型」に変える。![整数型]()
データの登録(日付/時刻型)
以下のデータを登録してみましょう。
| 登録データ | データ型 | 長さなど |
|---|---|---|
| 誕生日 | 日付/時刻型 | YYYY/MM/DD |
日付/時刻型データの登録方法
- Step1フィールド名に、表示したい名前(今回は誕生日)を入力する。
![誕生日]()
- Step2データ型を日付/時刻型にする。
![日付時刻型]()
- Step3フィールドプロパティ欄が「日付/時刻型」で設定可能な項目に変わる。
書式のプルダウンをクリックし、「日付(S)」に変える。![日付書式]()
練習
次のデータを、「誕生日」の下に登録しましょう。
次のデータを、「誕生日」の下に登録しましょう。
| 登録データ | データ型 | 長さなど |
|---|---|---|
| 婚姻 | 短いテキスト | 3 |
| 都道府県 | 短いテキスト | 4 |
| 携帯 | 短いテキスト | 20 |

主キーの設定
ユーザーIDに主キーを設定しましょう。
主キー設定方法
- Step1主キーにする項目(今回はユーザーID)を選び、テーブルツール>デザインタブ内の主キーをクリックする。
![主キー設定]()
- Step2選択した項目の左側にキーマークが表示される。
![主キー表示]()
テーブルの保存
データの定義登録が完了したら、保存をします。
テーブル保存方法①
- Step1F12キーを押す。
- Step2‘テーブル1’の保存先欄に、登録するテーブル名を入力し、OKボタンをクリックする。
![名前を付けて保存]()
- Step3登録した名前で保存される。
![テーブル保存後]()
以下の方法でも登録ができます。
テーブル保存方法②
- Step1テーブルツールのデザインタブ>表示をクリックする。
![表示ボタン]()
- Step2‘保存確認ポップアップ画面が表示されるため、はいをクリックする。
![保存確認]()
- Step3‘テーブル1’の保存先欄に、登録するテーブル名を入力し、OKボタンをクリックする。
![名前を付けて保存]()
- Step4登録した名前で保存される。
※画面はデータシートビューに変わる。
まとめ
登録するデータ型によって設定項目が少し違うことがわかったと思います。
いろいろなデータを登録して、登録方法に慣れましょう。


























