Excel VBAを使って作ったファイルを、
作ったパソコンとは別のパソコンで開くと、エラーが出る場合があります。
今回は、エラーの内容と、その原因、対応方法をご紹介します。
エラー内容
今回エラーが確認できたのは、
VBAで作ったタイピングの練習ファイルです。
自宅では問題なく動いていましたが、
勤務先で開いたところ、問題なく動くパソコンと、
次のようなエラーメッセージが表示されるパソコンがありました。
原因
Windows PCには、32bit版と、64bit版の2種類があるように、
Microsoft Officeにも32bit版と、64bit版があります。
この違いは、扱えるデータの量の違いです。
32bitのExcel VBAでファイルを作った場合、
64bitとの互換性がなく、コンパイルエラーになってしまいます。
Microsoft Officeのbit数確認方法
では、どのようにbit数を確認するのでしょうか?
次の手順で確認することができます。
bit数確認手順
- Step1ファイルタブをクリックする。
- Step2アカウントをクリックする。
- Step3Excelのバージョン情報をクリックする。
- Step4画面上部にビット数が表示される。
私が使っているのはExcel 2013の32ビット版であることがわかりますね。
エラーの回避方法
では、どうすればエラーにならずに使えるのでしょうか。
次のように対応してください。
エラー回避手順
- Step1エラーメッセージの画面でOKを押す。
- Step2VBAのコードが表示され、エラーになった箇所が赤く表示される。
- Step3「Declare」の後ろに「PtrSafe」を書く。
- Step4ファイルを保存し、開きなおす。
まとめ
普段、bit数を意識することはほとんどないため、
今回のようなエラーにはびっくりしてしまいますよね。
にゃこ
今回もエラーから1つ勉強になりました。