実写映画にもなったアニメ「四月は君の嘘」。
中学生×音楽を題材とした作品です。
何となく見始め、すっかりはまっていました。
あらすじ
有名なピアニストの母を持つ中学生。
母の死をきっかけにピアノの音が聞こえなくなり、表舞台から遠ざかっていた。
そんな彼がある女の子と出会い、
人生が大きく変わって行くお話です。
感想
最初は、ありがちな中学生の恋愛アニメかなと思っていました。
たしかにその一面もありますが、
親との関係から来る苦しみや、
音楽を通した人の成長を見守れる作品だと思いました。
今まで、音楽は人に力を与えるもの、
人を揺り動かすものだと思っていました。
確かにその通りです。
でも、音楽は人に伝える一つの方法でしかないんですよね。
音楽には人の気持ちが籠っている。
作った人の気持ち。
演奏する人の気持ち。
練習していたときの気持ち。
その人たちを取り巻く人たちの気持ち。
その曲を通してその人本人がどんな気持ちになりたいか。
その曲を周りの人にどう聞いてほしいか。
いろんな気持ちが籠ったものを私たちは聞いています。
ただ曲を聞いて、いい悪いを判断してしまいがちですが、
その背景にはいろいろな思いが籠っている。
人が持つ力はとても大きい。
それに気づかせてくれた作品です。