以前、国家資格「ITパスポート」について簡単にご紹介しました。
ITパスポートの内容は下記のように多岐に渡ります。
ITパスポート範囲
カテゴリ | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
ストラテジ系 | 経営戦略 | 財務諸表・コンプライアンスなど |
マネジメント系 | 経営管理 | システム開発手法・システム環境整備など |
テクノロジ系 | 科学技術 | 情報基礎理論・コンピュータ・ソフトウェア |
ここでは、上記のうち、最後の「コンピュータ」について記載します。
「コンピュータ」ってなに?
普段からコンピュータを使われている方も、
あまり使われていない方もいらっしゃると思いますが、
「コンピュータ」とは何でしょうか?
今や、いろいろなところで「コンピュータ」は使われています。
パソコン、スマホだけでなく。
銀行ATM、駅改札口など、あらゆるものに使われています。
「コンピュータ」は非常に便利です。
人間もいろいろなことができますが、
「コンピュータ」はより正確に、速く、大量の計算や複雑な処理をすることができます。
「コンピュータ」の歴史
現在のパソコンは、ノートもデスクトップもコンパクトですね。
では、以前のパソコンはどうだったのでしょうか?
ぜひ、以下のパーソナルコンピュータ史をご覧になってください。
写真を見るだけでも面白いと思います。
時代を遡るにつれ、
HDDやUSBなどの外部記憶装置も、
MO、フロッピーディスクなどに変わって行きます。
出来ることも変化していますね。
今はパソコン1台で、タイピングはもちろんのこと、
ゲーム、ネットバンキング、動画編集などなどあらゆることができます。
ですが、昔は計算だけ、タイピングだけと、
用途ごとに異なる機械が必要でした。
タイプライタ / ワープロ(ワードプロセッサ)などがその例です。
またサイズについても、遡るほどパソコンは巨大化し、
1940年代は部屋一面、部屋全体を使うほどの大きさになっています。
たとえば、これら2つをご覧になってみてください。
“Main frame, for Automatic Computing Engine (ACE) pilot model, 1949 (mainframe; computer)” by National Physical Laboratory is licensed under CC BY-NC-SA 4.0
“Eniac” by John Morton is licensed under CC BY-SA 2.0
なお、ENIACは、当時のお金で約49万$、重さ28トンもあったそうです。
でもできることは計算のみ。
今の技術がどれだけ発達したのかがよくわかりますね。
これらのコンピュータを見ると、
私は映画『イミテーション・ゲーム~エニグマと天才数学者の秘密~』を思い出します。
簡単に作品を紹介すると、
天才数学者アラン・チューリングが、
第二次世界大戦時、英国政府の機密作戦に参加し、ドイツ軍の暗号エニグマの解読に挑むという作品。
作品中に出てくるエニグマ暗号を解読するための機械が巨大なんです。
先にご紹介したACEは、戦後にアラン・チューリングが携わっているというから、
私の直感も捨てたものじゃないのかもしれません(笑)
「コンピュータ」にはどんな種類がある?
「コンピュータ」にはどんな種類があるでしょうか?
「コンピュータ」は大きく5種類に分けることができます。
1つずつご紹介していきます。
パーソナルコンピュータ(PC)
個人で占有して使うコンピュータ。
他のコンピュータに比べ、小型で低価格。
メインフレーム(汎用コンピュータ)
企業などで、事務処理から技術計算までの幅広い用途に使用する大型コンピュータ。
大量のデータを扱うことが可能。
スーパーコンピュータ(スパコン)
医療や、宇宙など、地球規模の環境シミュレーションや遺伝子解析など、大規模な科学技術計算に使用。超高速で大量の処理が可能なコンピュータ。
マイクロコンピュータ(マイコン)
炊飯器などの家電製品等に組み込まれている超小型のコンピュータ。
ウェアラブル端末
スマートウォッチやスマートグラスなど。
身に着けて利用できる小型のコンピュータまたは情報端末。
まとめ
いろいろなコンピュータがありますね。
みなさんは、どのコンピュータを使っていますか?
使ったことがありましたか?
次回はコンピュータの中身について話していきたいと思います。