みなさんは、皆さんのサイトを何人で管理していますか?
ブログの多くは、1人で管理してされていることが多いと思いますが、
会社のサイトなどは複数人で管理する場合がほとんどだと思います。
WordPressでは、プラグインの更新情報などがメールで送られてくることがあります。
その送付先は一般画面で登録している管理者メールアドレスとなります。
今回は管理者メールアドレスの変更方法についてご紹介します。
管理者メールアドレスの登録
WordPressに登録すると、必ず管理者メールアドレスを登録します。
登録方法は以下となります。
管理者メールアドレス登録手順
①設定→一般を開く。
②管理者メールアドレス欄に、登録したいアドレスを入力する。
③「変更を保存」ボタンをクリックする。
管理者メールアドレスの変更
複数人で管理していると、
例えば、全体の管理はAさん、
問合せ画面の管理はBさん、
記事の管理はCさんといったように、
担当が異なる場合があります。
上記の場合、Aさんのアドレスを管理者メールアドレスに登録しますが、
問合せ画面でメール送信の検証を行う場合など、
一時的に管理者メールアドレスを変更したいといったことがあります。
その際の変更方法は以下となります。
管理者メールアドレス変更手順
①設定→一般を開く。
②管理者メールアドレス欄に、登録したいアドレスに変更する。
③「変更を保存」ボタンをクリックする。
④管理者メールアドレス下部に「【登録したアドレス】への管理者メールアドレス変更が承認待ち中です」のメッセージが表示される。
上記で、変更前のアドレスに変更承認依頼メールが届くはずですが、
何らかの理由で届かないことがあります。
承認なしに管理者メールアドレスを変更する
何らかの理由で変更承認依頼メールが届かなかった時の対応は以下となります。
管理者メールアドレス変更手順(承認なし)
①バックアップを取る。
②外観→テーマエディターの順に開く。
③編集するテーマが、現在利用中のテーマになっていることを確認する。
④テーマファイルから、「テーマのための関数 (functions.php)」を開く。
⑤function.phpの最後に以下コードを追記する。
////////////////////////////////////////////////////////////// //// 管理者メールアドレスを承認メールを送らないで変更する //// ////////////////////////////////////////////////////////////// // add_option_new_admin_emailがフックされたときに呼び出す、 // 従来の"update_option_new_admin_email"関数を削除する remove_action( 'add_option_new_admin_email', 'update_option_new_admin_email' ); // update_option_new_admin_emailがフックされたときに呼び出す、 // 従来の"update_option_new_admin_email"関数を削除する remove_action( 'update_option_new_admin_email', 'update_option_new_admin_email' ); // 2つの引数を持つ、"wpdocs_update_option_new_admin_email"関数を指定 function wpdocs_update_option_new_admin_email( $old_value, $value ) { // 管理者メールアドレスを、引数で指定された新しいアドレスで登録する update_option( 'admin_email', $value ); } // 関数を実行する優先順位(下記では10)、関数に渡す引数の数(下記では2)を指定し、 // add_option_new_admin_emailがフックされたときに、 // wpdocs_update_option_new_admin_email関数を呼び出す。 add_action( 'add_option_new_admin_email', 'wpdocs_update_option_new_admin_email', 10, 2 ); // 関数を実行する優先順位(下記では10)、関数に渡す引数の数(下記では2)を指定し、 // update_option_new_admin_emailがフックされたときに、 // wpdocs_update_option_new_admin_email関数を呼び出す。 add_action( 'update_option_new_admin_email', 'wpdocs_update_option_new_admin_email', 10, 2 );
⑥「ファイルを更新」ボタンをクリックする。
⑦設定→一般を開く。
⑧管理者メールアドレス欄に、登録したいアドレスに変更する。
⑨「変更を保存」ボタンをクリックする。
承認ありの管理者メールアドレス変更方法に戻す
管理者メールアドレスができ、
必要な作業が終わり、元の管理者メールアドレスに戻したい場合もあると思います。
その時の手順は以下の通りです。
管理者メールアドレス変更の承認をさせる手順
①外観→テーマエディターの順に開く。
②編集するテーマが、現在利用中のテーマになっていることを確認する。
③テーマファイルから、「テーマのための関数 (functions.php)」を開く。
④「管理者メールアドレス変更手順(承認なし)」⑤で追記したコードを削除する。
⑤「ファイルを更新」ボタンをクリックする。
まとめ
正しい情報が、正しい管理者に届くよう設定をしましょう。