下の表を見てください。
あるクラスのテストの結果を表していますが、ではテストを受けなかったのは何人いますか?
人数を数える時、空白セル(何も書かれていないセル)を数えたと思います。
数える対象が少なければいいですが、多ければ数え間違えたり、数えるのも大変ですよね。
今回は、関数を使って数える方法をご紹介したいと思います。
空白セルの個数を数えよう
準備
では下の表をコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けてください。
名前 | 点数 | |||
小西 翔 | 72 | 欠席者数 | ||
加納 麗奈 | 40 | |||
菊池 三省 | 66 | |||
出口 大 | ||||
相田 慶太 | 77 | |||
和田 達士 | 15 | |||
奥村 照生 | ||||
吉岡 由宇 | 30 | |||
野本 利夫 | 15 | |||
若松 利夫 | 79 | |||
堀 一代 | ||||
伴 倫子 | 25 | |||
浅川 寛治 | 34 | |||
近藤 美佳 | 47 | |||
永瀬 芳正 | 10 |
Excel貼り付け例
利用関数
空白セルを数える時は、COUNTBLANK関数と言います。
COUNTBLANK関数は次の方法で使うことができます。
方法①
空白セルの数の求め方①
- Step1答えを入れたいセルを選び、関数の挿入fxをクリックする。
- Step2関数を検索し、目的の関数が表示されたらOKをクリックする。
最近使っていれば、「③関数の分類」を「最近使った関数」にし、表示された関数から使いたい関数を選択する。# 項目 説明 ① 関数の検索 日本語や英語の単語で検索する。
COUNTBLANK関数であれば、「個数」などで検索します。② 検索開始 ①関数の検索欄に文言入力後、クリックして、検索をする。 ③ 関数の分類 最近使った関数や、関数のカテゴリを選択することで、④関数名に分類に合致した関数名が表示される。 ④ 関数名 ③関数の分類に合致した関数名が表示される。 ⑤ 関数の説明 ④関数名から1つ関数を選ぶと、関数の使い方などの説明が表示される。 - Step3引数を設定し、OKをクリックする。
Excelの処理をしたいセルを選択すると、引数欄に表示される。
下部の②と③には答えが表示される。
- Step4結果が表示される。
方法②
関数の使い方を覚えていれば、セルに直接関数を書きます。
空白セルの数の求め方②
- Step1答えを入れたいセルを選び、以下を入力する。=COUNTBLANK(
- Step2範囲を選択すると、COUNTBLANKの後ろにセルの範囲が入る。=COUNTBLANK(B2:B16
- Step3最後に「)」を書き、Enterキーをクリックする。=COUNTBLANK(B2:B16)
- Step4結果が表示される。
方法③
よく使われる計算用の関数(合計、平均など)はホームタブのオートSUM∑横から選ぶことができますが、
残念ながら、空白セルを数える関数はこの中にはありません。
COUNTBLANKを選択から入れたい場合は、関数ライブラリのその他の関数の中から挿入することができます。
<数式タブ>その他の関数>統計>COUNTBLANK>
方法④
よく使われる計算用の関数(合計、平均など)はホームタブのオートSUM∑横から選ぶことができますが、
残念ながら、空白セルを数える関数はこの中にはありません。
ただ、COUNTBLANKは、COUNTの文字の後ろに空白を意味するBLANKがついていますよね。
ですので、数値の個数(COUNT)を選択し、後ろにBLANKの文字を書いて利用することができます。
空白セルの数の求め方④
- Step1答えを入れるE2セルをクリックする。
- Step2ホームタブ>編集欄のオートSUM∑横の▼をクリックする。
- Step3数値の個数をクリックする。
- Step4セル内に関数が入る。
- Step5計算対象のセルが自動で選択される。
正しくない場合は、範囲を選択しなおす。 - Step6COUNT⇒COUNTBLANKに変更するため、Tの後ろをクリックし、「b」と入力する。
- Step7表示されたCOUNTBLANK関数を↓キーで選択し、TABキーを押す。
- Step8Enterキーを押すと、結果が表示される。
まとめ
数値が入っているセルだけでなく、
空白のセルも数えることができます。
たくさん練習して使い慣れてくださいね✨