みなさんがアルバイトなどをしているとします。
アルバイトの多くは時給が決まっており、働いた時間に応じて、給与が支払われますよね。
店長は、従業員それぞれの給与計算をしますが、計算方法はみんな同じになります。
同じ計算方法なので、計算式をコピーすると簡単ですよね。
問題例
では、次のような給与計算はどのようにするでしょうか?
まずは、それぞれの従業員の週稼働時間を計算し、その時間と時給から週給を求めますよね。
では実際に計算をしてみましょう。
下のボタンからファイルをダウンロードして使ってくださいね。
なお、ここからは、四則演算や、関数(合計)、オートフィルを使います。
まだ計算方法を勉強されていない方は以下リンク先をご覧になってください✨
最初に1人目の週稼働時間を出してみましょう。
- Step1H2セルを選択する。
- Step2ホームタブ>オートSUM∑をクリックする。
- Step3計算対象をC2~G2に修正し、Enterキーを押す。
修正前
修正後
答え
続いて、1人目の週給を出してみましょう。
- Step1I2セルを選択する。
- Step2イコール=を入力する。=イコール=の入力は『Shift』+『ほ』
- Step3B2セルをクリックする。
- Step4アスタリスク*を入力する。=B2*
- Step5H2セルをクリックする。
- Step6Enterキーを押す。
他の従業員の週稼働時間、週給を出してみましょう。
- Step1H2~I2セルを選択する。
- Step2I2セルの右下にマウスを移動し、マウスのマークを+にする。
- Step3ダブルクリックして、式をコピーする。
式を確認しよう
H2セルには、次の式が入っています。
=SUM(C2:G2)
では、コピーしたH3セルにはどんな式が入っていますか?
H3セルでは、3行目の高木さんの週稼働時間を求めたいので、C3~G3セルの合計となっており、正しい計算ができていることがわかります。
H2セルと、H3セルを比べると、
C2➡C3、G2➡G3とアルファベットは同じで、数字が+1になっていますね。
式を1つ下のセルにコピーしたため、列は同じで、行が+1になっています。
では、I2と、I3セルはどうでしょうか?
I2セル⇒=B2*H2
I3セル⇒=B3*H3
こちらも同じように、列は同じで、行が+1になっています。
このように、計算に使いたいセルと、答えを出したいセルがすべて同じだけ上下左右に移動する場合は、今まで学習した計算式をコピーすれば、求めたい答えを出すことができます。
このような計算式のことを相対参照といいます。
次回予告
次回は、相対参照とは異なる計算方法である絶対参照をご紹介したいと思います。